Lesson 2　- 「すみません」を色々いろいろな場面ばめんで使うかいこなそう
Let’s Master Using “Sumimasen” in Various Situations

「すみません」は、日本にほんでとてもよく使つかわれるフレーズです。誰だれかに声こえをかけたり、感謝かんしゃの気持きもちを伝つたえたり、謝あやまったりするときに使つかえます。「すみません」は、もともと、「済すむ」という動詞どうしの否定形ひていけいから来ています。「済すむ」は、終おわる、または解決かいけつするという意味いみを持もちます。さらに、これに否定ひていの「ません」が付つくことで、「解決かいけつしていない」「終おわっていない」というニュアンスが　生うまれます。そのため、色々いろいろな場面ばめんで、自分じぶんだけではできないことをしてくれる相手いろいろのために使つかうようになりました。
The phrase “sumimasen” is very commonly used in Japan. It can be used when speaking to someone, expressing gratitude, or apologizing. The origin of “sumimasen” comes from the negative form of the verb “sumu (済む),” which means “to end” or “to be resolved.” Adding the negative “masen” creates the nuance of “not being resolved” or “not ending.” For this reason, it is often used in various situations to express consideration towards someone who helps with something one cannot do alone.

「すみません」は、英語えいごの「Excuse me」の意味いみでも使つかわれます。例たとえば、知しらない人ひとに話はなしかけるときや、誰だれかに何なにかをお願ねがいするときです。
The phrase ‘sumimasen’ can also be used in the sense of ‘Excuse me’ in English. For example, when speaking to a stranger or when asking someone for help.

「すみません」は、英語えいごの「Thank you」の意味いみでも使つかわれます。「ありがとう」が、相手あいての行為こういそのものに対たいして感謝かんしゃの気持きもちを表すのに対たいして、「すみません」には、自分じぶんが迷惑めいわくをかけたかもしれないと感かんじるときに使つかいます。英語えいごに慣なれない日本人にほんじんが、「Thank you.」の代かわりに、「I’m sorry.」と言いってしまうことがあるのは、「すみません」の持もつこのような心理的しんりてきニュアンスの影響えいきょうかもしれませんね。仲なかのいい間柄あいだがらのときは、「ありがとう」の代かわりに「すみません」を使つかうと、よそよそしく聞きこえることがあります。
The phrase “sumimasen” can also be used in the sense of “Thank you” in English. While “arigatou” expresses gratitude directly for the act itself, “sumimasen” is used when one feels they may have inconvenienced the other person. It could be because of this psychological nuance that Japanese people who are not familiar with English sometimes say “I’m sorry” instead of “Thank you.” In close relationships, using “sumimasen” instead of “arigatou” can sometimes come across as overly formal or distant.

「すみません」は、英語えいごの「I’m sorry」の意味いみでも使つかわれます。自分じぶんのできなかったことのために相手あいてに迷惑めいわくをかけてしまったという気持きもちを表しています。謝あやまるための表現ひょうげんには、「ごめんなさい」もあります。「ごめんなさい」が近ちかしい間柄あいだがらで使つかわれるのに対たいして、ビジネスの場面ばめんやフォーマルな場面ばめんでは、基本的きほんてきに「すみません」を使つかいます。「ごめんなさい」は、許ゆるしてほしいというニュアンスが強つよいですが、「すみません」は、自分じぶんができなかったことについて反省はんせいしていますというニュアンスが強つよいため、責任感せきにんかんが感かんじられるからです。「すみません」は、知しらない人ひとに対たいする軽かるい謝罪しゃざいにも使つかえます。
The phrase “sumimasen” is also used to mean “I’m sorry” in English. It expresses the feeling of having caused inconvenience to someone due to one’s inability or mistake. Another expression for apologizing is “gomen nasai.” While “gomen nasai” is typically used among close friends or family, “sumimasen” is preferred in business or formal situations. “Gomen nasai” has a stronger nuance of wanting forgiveness, whereas “sumimasen” carries a sense of self-reflection and acknowledgment of one’s shortcomings, which can convey a sense of responsibility. “Sumimasen” can also be used for lighter apologies toward strangers.

「すみません」は、過去形かこけいにすることもできます。特とくに、取とり返かえしのつかないことをしてしまったことについて、謝あやまりたいときには、「すみませんでした」と言いいましょう。
The phrase “sumimasen” can also be used in the past tense. If you want to apologize for something that cannot be undone, use “sumimasen deshita” to express your regret.